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人工知能と人類の未来を考えてみた

2016/03/23 20:00 投稿

  • タグ:
  • 人工知能
  • 星新一
星新一賞に対して人工知能を使った小説が11作品も投稿されたというのが話題になっております。現時点では、人間の手が若干加わっているとのことですが、見事に人間の想像力というものを脅かしてくれるニュースでありました。

今回は、人工知能に関して僕なりの展望を書いていこうと思います。

人工知能の小説

投稿作品と言われるものをいくつか読んでみたのですが、基本的に星新一の小説のように心が揺さぶられる要素がないことと、若干、文の繋ぎが難しそうというのが感想です。ですが、100%人間が書いたと言っても違和感の少ない文章でした。

そして、将来を想像しながら読むということであれば、十分面白い文章だなと思いました。

文章ということで言うと、人間かロボットかはあまり関係なくなってきているのかなと思います。すでに Twitter では人間なのかボット(自動配信ツール)なのかの区別がつきにくいという現状があります。

そして、人工知能が作ったニュース、書籍を知らず知らずのうちに購読している。そういう世の中はもうすぐそこまで来ています。正直、星新一賞投稿作品レベル以上がキープできれば、問題無いでしょう。

今後、各メディアの編集長は、人工知能を扱う力量が問われて来るでしょう。8割程度のクオリティで人工知能に書かせ、人間が推敲して公開する。そのような手順が基本になるのではないでしょうか。

文章に関しての未来は明るそうです。では、音声や会話に関してはどうでしょうか。

コラボレーションツールとは

若い人の会話は LINE や Twitter などをはじめとするツールによるコミュニケーションがもはや主流といっても過言ではないですね。以前なら電話や会話によって、やっていたコミュニケーションもこういうツールがあると楽にできます。

IT系ベンチャーを中心として、Slack(スラック) とか Hangout(ハングアウト)、Chatwork(チャットワーク)、Backlog(バックログ)と言われるツールが非常によく使われるようになりました。

これは、コラボレーションツールと言って、会話や仕事のやり取りの内容、ファイルの交換履歴などを整理して残しておくための手段です。

これらのツールを使う目的は何かというと、会議を削減・効率化することです。会議は、後でも述べますが、オーラルコミュニケーションの上に成り立つコミュニケーションで、時間や労力といったありとあらゆるものを拘束しなければ成り立たない非常に非効率な手段と言わざるをえません。

ダラダラ会議を終わらせた、ザッカーバーグの2つの会議効率化戦略 にあるように、世界中の企業が、会議自体を削減することや、効率化を図るように試みています。

僕は、学生時代、生徒会をやっていたことがありますが、思えば、人生においてダラダラと会議をやる習慣は、あれが最初なのかもしれません。

ちなみに、当時気弱な僕は、生徒会は周りの圧力に屈してやったものであり、選挙活動以外面白いと思ったことは一度もありませんでした。僕は、早く帰って N88 Basic のコードを打ちたくてしょうがなかった気がします。

今の子は、自宅で Jumper やるか Mine Craft やるか YouTube でも撮っていたほうがよっぽどよいでしょう。これらのほうが、よりみんなと協力しあって作品を作り上げる喜びを感じられます。

オーラルコミュニケーションの終焉

オーラルコミュニケーションは、音声を使った会話によるコミュニケーションの手段のことを言います。オーラルコミュニケーションはさらに、バーバルコミュニケーションとノンバーバルコミュニケーションに分けることができ、音声による文字情報の伝達をバーバルコミュニケーション、表情や雰囲気などによる情報の伝達をノンバーバルコミュニケーションと言います。

オーラルコミュニケーションの良い所でもあり、悪いところでもあるのが、コミュニケーションミスが生じやすいところと、時間、労力が拘束されること。あと、仕事上非常に問題なのですが、会議費というのは、意外に請求しにくいものです。

まず、ひとつ目の問題、コミュニケーションミスが生じやすいということですね。がんばって伝えようとしてもなんか伝わらない。議論がそれていってしまったり、雑談化してしまうなどが結果として起こります。これは、現時点では、コラボレーションツールを使って大半の問題は解決できるでしょう。将来的には、人工知能と人類がまさにコラボレーションすることで、解決していくことだと思います。

例えば、恋愛において、ベストな告白のタイミングを教えてくれたり、喧嘩してしまった場合も、仲直りの手段を提示されるようになるでしょう。

そして、時間、労力の拘束、会議費ですが、これらはまとめてコラボレーションツールを使えば解決するでしょう。

このようにして、本当に必要な会話だけに集中することができるようになるでしょう。人工知能はおそらく、水道光熱のようにインフラ化して、月額固定で個人が利用できる段階までいくでしょう。

既に、美人受付嬢アプリなどが販売されていて、仕事上、すでに人間がやるべきコミュニケーションは限らてきている。そう考えても間違いではないでしょう。

オーラルコミュニケーションの終焉という見出しにはしましたが、人間のコミュニケーション自体は大きく進歩を遂げるでしょう。

星新一関連ニュースまとめ

今回は、ここで終わりです。

星新一賞に関して、中でもよくまとまっていた、ニュースのエントリを上げておきます。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160321/k10010451071000.html

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20160322_749364.html


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