中條Dです。
今日の業務はデスクの作業だけという日が月に2~3日ほどありまして、ずっと会社にいることができるのは結構貴重な日なので、前から気になっていたことを調べたりしてアイディアや演出のストックを溜めています。大昔にやっていた「ポンキッキーズ」の事を調べたら結構面白くて、メインMCが「山田のぼる」という高泉淳子演じる少年設定のキャラクターだったのですが、これが86年の『僕の時間の深呼吸』という舞台で登場した役柄で、それをそのまま番組へ持ち込んだらしく「あーこれはプロデューサーの趣味のキャスティングなんだろうなぁ」と思わせる一方、当時の映像を見ると分かるのですが番組がアドリブ主体で進んでいくため舞台内のキャラクターを配置した英断に感心したり、まぁそんな事やってダラダラするのも仕事だと割りきってネットサーフィンしています。いや、大真面目に言うけどサボってるつもりなんか毛頭ないからね。
そんなこんなで調べてみて、ニコ生も子供向けの朝番組やったらいいんじゃないのと思いました。一般会員でも追い出しが絶対に発生しないような設定にして、プレミアム会員になってもらえなくて良いのでとにかくまず見せる。その視聴者が中高生くらいになった時、ニコニコに普通にアクセスする習慣がついていればOKという施策。「おはスタ」と競合しないような感じで作れば、今どきの子供はみんなモバイル持ってるから見てくれるんじゃないのかな。通学途中に「ながらスマホ」で視聴する子供が現れてネガティブな社会現象になってドワンゴがバッシングされそうですね。
そんな与太話が20回に1回くらいは現実になったりするので、一人でブレストするのも大事なんです。「あちらのお客様からシステム」もどういう経緯で発案があったのかは知りませんが、あんなアイディアもある程度の与太話なしには出ないでしょう。2014年の10月に池袋のニコニコ本社がオープンし、ユーザー生放送が行えるカウンター席「ニコバー」の稼働と同時に搭載されたシステムです。放送を視聴しているユーザーが放送主に対してニコニコポイントを消費して差し入れを購入できるというもので、差し入れできるものが500ptのうまい棒とか塩水とか5000ptの烏龍茶とかだったりと、少々人を喰ったような内容です。ただこのサービスが意外と好評で、派生して公式生放送でも使えるようになりました。
ニコニコ超会議2015にて一部のブースで実施されたのですが、6月11日の放送『AppBank Store 2周年記念特番 新商品【ニコ生先行】販売会』で再度登場しました。
AppBank Store の店長IZAWAが仕入れすぎてしまったパズドラマンチョコをどうにか販促できないか、という提案から「あちらのお客様からシステム」を活用することになりました。パズドラマンチョコは諸々の兼ね合いがあったため定価に限りなく近い100ptで販売することに。しかしそれ以外にも売りたいね、という話になり、ニコニコ本社で展開されているドリンクを参照に「マックスむらいのおいしいサイダー」を3000ptで販売することに。そんなバカな、と言われるかもしれませんが、サイダーの価格を何ポイント付けようが赤字確定です。「あちらのお客様からシステム」担当がこの放送のために3名も新宿へ出向いたため、もうその人達のリソース分だけで大赤字なんです。じゃあもう冗談みたいな価格にしよう、という事で3000ptにしました。すると、制作サイドで想定していなかった事が起こりました。コメントが荒れだしたのです。
(『D頭いってる』 6/9/2015)
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コメント
これは激しく共感。こういう考えはほんと広まって欲しい。
私は本などの文章を読むことが、あまり好きではないですが、Dの文章はおもしろくて最後までストレスなく読むことができました。来月も楽しみにしています。
>完璧なモノが提供されることなんて滅多にないんだと皆が割り切れるようになればもっと生きやすくなるのに、なんだか人は人を責めがちです。特にネット上では。
まさしくそうなんですよね。もっと寛容な心で娯楽を受け入れてほしいです。「金払ってるから」っていうのも、むらい部の活動に賛同しているから払っているのであって、その順番を逆にしてほしくはないですね。
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(ID:15603094)
ニコバーって言うの初めて知った。
大声で独り言を言ってる変な人が居ると思ってて生放送してるんだと理解するまでドン引きしてたわww